古いlaravel5.1で作ったサイトは、laravel6.0にした方が良い？
現在のサーバ環境とサポート期間を調べてみたら、分かっちゃいたけど、ぶっちぎりでサポート切れしている。
PHP5.5 2016年07月まで
MySQL5.5 2015年12月まで
Apache2.2 2017年12月まで
CentOS6.7 2020年11月まで
laravel5.1 2017年8月まで
LAMP環境のサポート時期を調べてみたら、サポート切れのまま運用しているサイトも多そう…。
// php7以降は3年間サポート
PHP5.3 2009年06月～2014年08月
PHP5.4 2012年03月～2015年09月
PHP5.5 2013年06月～2016年07月
PHP5.6 2014年08月～2018年12月
PHP7.0 2015年12月～2018年12月
PHP7.1 2016年12月～2019年12月
PHP7.2 2017年11月～2020年11月
PHP7.3 2018年12月～2021年12月
// mysql7以降は５年間サポート
MySQL5.0 2005年10月～2011年12月
MySQL5.1 2008年12月～2013年12月
MySQL5.5 2010年12月～2015年12月
MySQL5.6 2013年2月～2018年2月
MySQL5.7 2015年10月～2020年10月
MySQL6 2007年8月～2013年3月
MySQL7.0 2009年4月～2014年4月
MySQL7.1 2010年4月～2015年4月
MySQL7.2 2012年2月～2017年2月
MySQL7.3 2013年6月～2018年6月
MySQL7.4 2015年2月～2020年2月
MySQL8.0 2018年4月～2023年4月
// apache
Apache 1.3 1998年6月～2010年2月まで
Apache 2.0 2002年4月～2013年7月まで
Apache 2.2 2005年12月～2017年12月まで
Apache 2.4 2012年2月～不明
// CentOS
CentOS 6 2010年11月～2020年11月
CentOS 7 2014年06月～2024年06月
// laravel
laravelv5.1 2015年9月 5.5.9以上(LTS)
laravelv5.2 2015年12月 5.5.9以上
laravelv5.3 2016年8月 5.6.4以上
laravelv5.4 2017年1月 5.6.4以上
laravelv5.5 2017年8月 7.0以上(LTS)
laravelv5.6 2018年2月 7.1.3以上
laravelv5.7 2018年9月 7.1.3以上
laravelv5.8 2019年2月 7.1.3以上
laravelv6.0 2019年9月 7.2以上(LTS)
２年毎にリリースされるLTS版は2年の修正期間と、3年のセキュリティー修正期間がある
それ以外の一般的なリリースは半年の修正期間と、1年のセキュリティー修正期間がある
laravel5.1のままな利点
1, 何もしなくても良い(開発リソース不要)
laravel5.1のままなデメリット
1, laravel, php, mysql,centosなどセキュリティサポート切れのまま使っているので、セキュリティ的に不安。
Webサイトの表示が極端に重くなる
スパム広告が勝手に表示される
別のサイトへ勝手に転送される
Googleのブラックリストに載り検索に表示されない
管理画面にアクセスできなくなり最悪サイトを失う
laravel6.0にバージョンアップするの問題点
1, laravel5.1(2015年9月)から、laravel6.0(2019年9月)は４年経過していて、８回目のバージョンアップ。構造も変わっているので、簡単に機械的にバージョンアップ出来ない
2, phpやmysql(MariaDB)の要求バージョンも最新なので、
3, CeotOS6は、まだサポート対象内(2020年11月30日まで)
4, 実質的な作業としては、新しいサーバ環境を構築してlaravel6.0をインストール。移植開発するので普通に開発工程となる(１から作るよりかはマシだけど)
laravel6.0にバージョンアップによる利点
1, サーバ環境がセキュリティ的に安心
2, php7系で高速となる
3, 新しい機能が使えるので、(機能追加などの)開発が楽
結論としては、
1, セキュリティは諦める(リソース的に無理)
2, 新しいサーバ環境を構築してlaravel6.0をインストール。時間をかけて移植
の２択だな…。