EDINET(電子開示システム)を使って、決算書分析(ファンダメンタル分析)してみた!

EDINET(電子開示システム)を使って、決算書分析(ファンダメンタル分析)してみた!

Q, EDINETとは?
A, Electronic Disclosure for Investors’ NETwork(エディネット)の略で、金融庁が管轄している電子情報開示システム
https://ja.wikipedia.org/wiki/EDINET

Q, 誰でも無料で使える?
A, 使える。ブラウザから会社名や銘柄コードで検索できる。
https://disclosure2.edinet-fsa.go.jp/WEEK0010.aspx

Q, どう見れば、良い?
A, 基本的には、会社名や銘柄コードで検索して、決算書(年4回の四半期報告書・年1回の有価証券報告書)を見て、子どもの通信簿みたいに企業の状態を判断する。

Q, PDFとCSVは分かるけど、XBRLって何?
A, XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、XMLをベースに、財務諸表などのビジネスレポートをタグ言語で表した形式
https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Business_Reporting_Language

Q, 項目が多すぎ。一番重要なのは、どれ?
A, 「売上高」と「当期純利益」が最重要。
お客が払ったお金の総額が「売上高」
そこから、材料費・人件費・諸経費・税金など全部差し引いたのが「当期純利益」

Q, 試しに神戸物産(3037)の四半期報告書-第39期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)のCSVをダウンロードしてみた。
要素ID: jpcrp_cor:NetSalesSummaryOfBusinessResults(売上高、経営指標等)
コンテキストID:CurrentYTDDuration(当四半期累計期間)
120904000000円

要素ID: jpcrp_cor:ProfitLossAttributableToOwnersOfParentSummaryOfBusinessResults(親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)、経営指標等)
コンテキストID:CurrentYTDDuration(当四半期累計期間)
5524000000円

2023/11/1~2024/1/31の3ヶ月
売上高 120904000000円
純利益 5524000000円

ってのは、分かったけど、すごいの?すごくないの?何をどう判断する?

A, 過去3年~5年くらいの年1回の有価証券報告書をみて、売上高・純利益が共に上昇していれば、拡大・成長しているって事だから、株価もこのままあがりそう!と判断できる。

決算書分析(ファンダメンタル分析)
価証券報告書-第38期(2022/11/01-2023/10/31)のPDFをダウンロードしたら、過去5年分の売上高と純利益が記載されていた。

年度 売上高 純利益 売上の成長率 純利益の成長率
2019 299616 12056
2020 340870 15047 1.137689576 1.248092236
2021 362064 19592 1.062176196 1.302053565
2022 406813 20832 1.123594171 1.063291139
2023 461546 20560 1.134540932 0.986943164

う~ん、純利益の成長率が2021年までは良かったけど、ここ1~2年でダメダメ~。
去年なんて、前年度割れしている!
確かに株価が上がっていかないのが理解できた!