小学校入学直前に母親死亡、父親は毎週お金だけ置いて同級生の母親の元へ・・・。「ファミコンに育てられた男」
「ピコピコ少年」「岡崎に捧ぐ」と同じく、ファミコン世代の自伝的本。
母親が死んで、父親は週末に洗濯と掃除だけして、同級生の母親の元へ行ってしまう。腹違いの兄もほとんど家にいない。
お金はあるので、好きなご飯食べて、好きなだけゲームを買ってプレイできる環境だった。
ママンが死んで、パパンが実の息子より同級生を可愛がる現実は、小学生には辛すぎて夜に玄関から飛び出して「ウワー!!」と叫び出したい夜もあったとの事。
もう同級生を殺すしかない!自分にはその資格があるはずだ!と包丁をカバンの中に仕込んだけど、クラスメートの前で、スーマリ2のプレイしたらべた褒めされて思いとどまったらしい。罪を犯すか犯さないかの境界線ってこんなもんだよな~。
まあ、愛情には恵まれなかったけど、お金には困っていなかったのが幸いか?
ファミコンやりすぎて、それでゲーム芸人として一花咲している事を考えれば「禍福は糾える縄の如し」