Difyについて調べてみた。「こんなAIアプリがあったらいいな」というアイデアを、専門的な知識がなくても実現できるツール

Difyについて調べてみた。「こんなAIアプリがあったらいいな」というアイデアを、専門的な知識がなくても実現できるツール

Q1, Difyとは?
A1, 「こんなAIアプリがあったらいいな」というアイデアを、専門的な知識がなくても実現できるツール
Difyの強みは、コードを一切書かずにこれらのマッシュアップを実現できる点です。
専門的なプログラミングスキルがなくても、ドラッグ&ドロップでアプリのフローを構築し、必要なAPIキーを登録することで、様々なサービスやAIモデルを利用したアプリを作成できます。
簡単なアイデアの実現やプロトタイプ作成には最適です。

Q2, Difyのデータの流れは?
A2, 既存API ⇔ AIモデル ⇔ difyによるUI ⇔ ユーザー
マネーフォーワードと同じくマッシュアップツールって感じ。

Q3, RSSをデータソースにして、モデルAIに質問したい!
A3, そのままでは、Difyに読み込めないので、データ加工のコーディングが必要

Q4, 本日のテレビ番組表から、オススメ番組を教えてくれるAIアプリをdify作りたい
A4, APIそのものが存在しないので、スクレイピングから実装する必要がある。

Q5, 外部連携は、基本的に、あらかじめ用意された選択肢(ファーストパーティツール)しかない?
A5, ノーコード・ローコードならYES

Q6, difyは作ったAIアプリを公開できるけど、個人的に取得したAPIキーを、一般公開するWebアプリに使うのって、どうなん?
A6, Difyで作ったアプリのURLをそのまま公開してしまうと、ユーザーが無制限にチャットをしてしまうことで、予想以上のAPI費用を負担することになってしまう、というリスクもある

Q7, difyを外部公開した場合、認証とか出来ないの?フルアクセスのみ?
A7, SaaS版では無理、自前のDocker環境で、Basic認証やCloudFrontで制限するしかない。

Q8, GPTsに比べて、Difyのメリットは?
A8, ワークフローで、分岐・段階があるのは良いね。フローチャートみたいに機能が選べる
あとは、ユーザー数・インタラクション数・トークン使用量など分析機能がある

総評:
なんていうか、やりたいことが出来るというよりも、既存の選択肢の中から選べるRPGツクールみたい(選択肢になかったら出来ない)
kintoneのAIアプリ版みたいな感じ。

Difyの強みは「簡単にAIを活用したアプリケーションを作れる」という点ですが、その反面、提供されている既存の機能から選択して組み合わせるだけなので、「こういう細かい挙動を実現したい」と思ったときに、選択肢に無いと対応できないことがあります。
例えば、「ユーザーの入力に応じて動的に外部APIからデータを取得し、取得したデータに基づいて特定の処理を行う」というような複雑なフローは、ノーコードでは制約が多く、プログラミング知識を活用してカスタムスクリプトを作る必要があります。

あらかじめ用意された選択肢(ファーストパーティツール)から、簡単なAIアプリを作りたい!プロトタイプを作りたい!って時には良いかな(kintoneと同じ感想)
Difyのようなノーコードツールは、データ自体を用意する役割を持たないため、まずデータを取得する方法を確立することが重要です。
自分でそのデータを取得して用意する必要があります。